上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
【3】海外ボランティアの探し方

 「海外でのボランティア活動は、どうやって探したのですか?」
 「私も海外で活動したいのですが、どうやって情報を探せばいいのですか?」
という質問をよくいただきます。
 そこで、私がニュージーランドとアイルランドの活動を、どのようにして探したかをご紹介します。

 私はまず、本とWeb(インターネット)で情報収集をしました。知り合いによい経験者やアドバイザーがいれば別ですが、そうでなければこの2つが有力な情報源です。図書館や本屋で関連図書を探すと同時に、国際協力団体の事務所などに行って、資料や書籍を集めたりしました。そのなかで、私が一番活用したのは次の本でした。

<「国際ボランティアガイド」(パックストン美登利 著、ジャパンタイムス編)>
海外ボラ1

 著者は、NGOから国連まで国際ボランティア経験豊富な方です。内外の172団体の特色と活動内容を、詳しく紹介しています。中身は、自分の目的とスタイルにあわせて活動を選べるように、工夫した構成になっています。各団体の活動情報は、内容・地域・期間・応募方法・必要な資格・語学力レベル等の基本情報の他に、「私たちはこんな人を求めています」、「ボランティアを通して学べること」、「ボランティア以外の支援方法」といった項目もあり、活動のイメージが掴めるようになっています。また、情報収集の方法、メール・FAXの書き方、現地に着いたら、などの具体的な手順も記載されており、初めての私には心強かったです。
 ただし、この本は既に絶版になっています。Amazonでは初版が中古で販売されていますが、かなり古い情報ですのでお勧めできません。1円(送料別)なので、どんな活動があるのかをザッと眺めてみるだけならよいかもしれません。(2015年現在)
 この本に相当する内容の新しい本も出ています。下記あたりから、ご自身に合った本を読んでみてはいかがでしょうか。



 私は、「国際ボランティアガイド」で候補をピックアップし、Webで詳細を確認して絞り込んでいきました。その結果、以下の2団体に決めました。
(1)INVOLVEMENT VOLUNTEERS ASSOCIATION INC.
(2)NICE 日本国際ワークキャンプセンター

 両方とも個別の活動ではなく、ボランティアを求めている世界各国の様々な活動と、活動を探しているボランティアとを結びつける役割をしている団体です。国際協力の分野ですと、日本のNPOがボランティアを直接現地に派遣して、現地にもスタッフがいる場合があります。しかし、社会福祉の分野では、そのような団体はほとんどありません。そのため、この2つのような団体に、現地の活動を紹介してもらうのが、方法のひとつとなります。したがいまして、これで活動が決まったわけではなく、このあとこの団体を通じて具体的な活動を決めていくことになります。

<IVIへの提出書類の1ページ>
海外ボラ2

 (1)のIVIは豪州のNPOで、Webページや手続きは全て英語になります。IVIは選択肢が多いのが特徴です。活動分野も多種多様ですし、期間も1週間程度の短期から1年以上の長期まであります。国や地域も世界約30ヶ国の活動を紹介しています。私は、幸運にも「T トラスト」という素晴らしい活動に恵まれました。ただ、活動に当り外れはあるでしょう。できれば事前によく確認したり、不備は現地で交渉できる英語力があればベターだと思います。申込み自体は、簡単な英語ができれば可能です。

 手続きの流れは以下の通りです。
・Webページで、分野別・国別の活動一覧表を見る。
 Webページはこちら → IVIトップページ
・個別の活動の詳細を確認して候補を探す。(期間・都市・内容・資格・費用・宿泊など)
・定型用紙(登録用紙、履歴書、添え状)に記入する。
・希望する活動があれば具体的に書く。(私は4つ書きました)
・書類と写真をIVIに送り、登録する。(メールorFAXor郵送)
・希望の活動の参加可否の連絡が届く。
・不可の場合は代替案が提示される。
・活動が決まったら、申込金を払込む。
・活動の60日前までに、残金を支払う。
・現地の連絡先等の詳細資料が届く。
・現地へ行って活動する。

<NICEの冊子「世界のワークキャンプ」>
海外ボラ3

 (2)のNICEは日本の団体ですので、語学が苦手な方も利用しやすいと思います。日本でワークキャンプを主催する一方で、海外の団体が主催する国際ワークキャンプに、日本人を派遣しています。こちらは日本語のWebページがありますので、内容や手続きはそちらをご確認ください。
 Webページはこちら → NICEトップページ

 NICEの特徴は次の通りです。
・日本語のリストから活動を選べる。
・日本人の過去の参加者の情報を参考にできる。
・活動前に、オリエンテーション等がある。

 NICEは、海外のNPOが主催する活動を日本で参加者に紹介し、現地への橋渡しをする役目を果たしています。逆に言うと、現地でのフォロー等はなく、トラブル等の対応は現地のNPOとの間で行うことになります。日本語による現地でのフォローを期待する方は、日本の団体が現地スタッフを抱えている活動を検討する必要があります。しかし、そういった活動は当然費用が各段に高くなります。また、NICEの利用者は若い人が多いのですが、現地に行くと参加者は多様ですので、年齢は気にする必要はありません。日本でのオリエンテーションでは、私がダントツの年上でしたが、現地では私より年長者がいました。

 私が活動したかった福祉分野は、日本の団体が現地でのフォローもしているケースはほとんどありません。現地でのフォローがある活動は費用が高かったり、語学習得が主な目的の場合も多いので注意が必要です。
 まず、「目的は何か」「何をしたいのか」「何を期待して行くのか」を明確にすることが大切です。そして、じっくりと時間をかけて情報収集し、焦らずに選ぶことが大切だと思います。

 最後に、海外ボランティアのリスクについてです。海外での活動は様々なリスク(危険)を伴います。現地の治安・気候・病気・文化・民族・宗教等について、十分理解することが重要です。仲介の団体、現地の組織、現場のスタッフ、それらをとりまく様々な人々のなかには、良い人も悪い人もいます。最悪の場合、生命の危険もあります。それ自体は国内でも同じですが、国内とは違うことも多いことは、十分認識しておく必要があります。私が今回紹介する組織や人も、完全に信用できるとは限りません。ご自身で十分注意して検討し、活動してください。

◆次ページへ
◆目次へ

※この記事の元記事(ブログ『ボランティア雑記帳』)
 海外ボラの探し方(1)「本を参考に」
 海外ボラの探し方(2)「IVI」
 海外ボラの探し方(3)「NICE」
スポンサーサイト
Secret

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。